概要
2023年度に創業170周年を迎えたカンコー学生服のブランドマーケティングのクリエイティブ全般(キービジュアル・記念ロゴ・WEBサイト・アニバーサリームービーなど)を企画プロデュースしました。
POINT
①170年の歴史とこれからの未来への変わらない想いをカタチにしたクリエイティブの制作
キービジュアルは、「すべては、子どもたちの未来のために。」をコンセプトとし、“未来の学校”というシームレスな学びの場において、時代や社会環境が変化しても、子どもたちを見つめ、寄り添い続けるカンコー学生服の制服、体操服を表現しています。
記念ロゴは、 学生と学生生活を支えるすべての「人」に寄り添い、エールを送り続ける想いをカンコー学生服の「170」年の歴史に重ね、未来を感じるデジタルフォントで表現したデザインです。
②アニバーサリームービー
カンコー学生服の170年の歴史を制服の歴史と重ね、大正、昭和、平成、令和、未来という時代を5人の女子学生とその時代を象徴する制服で表現し、これから始まる未来への期待を高める記念動画です。
・アニバーサリームービー 各シーンについて
【大正】
日本の女性に洋装が浸透し始めたことから、学校制服も着物からワンピースなど洋装に変化しました。当時の制服は、スカート丈はふくらはぎが隠れるくらいの長さで、肌が見えないように足元にはタイツを組み合わせて、大きな白襟にボレロ型上着を着用したクラシカルな装いです。
【昭和】
1930年代にセーラー服は全国各地で、女子学生の学校制服として着用されるようになりました。現在でも多く見られるツーピース型のセーラー服とプリーツスカートの組み合わせは、学生時代にしか着ることのできない憧れの制服スタイルです。
【平成】
ブレザーにタータンチェックといったスタイルの制服が人気となり、デザイナーズブラドや学校独自のデザイン制服が登場したのもこの時代です。色合いも、従来の黒色や紺色といった色から、キャメル・グリーン・グレー・エンジなどカラフルになり、制服はファッションとしても一大ブームとなりました。
【令和】
多様性が尊重される時代となり、女子スラックスや男女兼用ブレザーなどを採用する学校が増えました。色やシルエットなども性別にかかわらず着用できるアイテムが登場し、自分らしく、ありのままでいられる「ジェンダーレス制服」が広がりました。
【未来】
伝統的なイートンジャケットにスタイリッシュなネクタイを合わせた制服を着て、自分自身の未来を思い描き、期待に満ちた学生のこれからの時代を表現しています。